人気サロンの共通点は〇〇〇があるかどうか!選ばれる美容室のイメージ戦略【中編】

 

集客においても採用においても、人から選ばれる美容室には『らしさ』があります。特に視覚的に分かる『らしさ』=イメージブランディングがしっかりできていることが重要、というわけですが人は何からそれを感じとるのかという要素を前回解説しました。今回はなぜ改めて『らしさ』が必要なのか、『らしさ』を極めるとどういったメリットがあるのがを掘り下げていきたいと思います。

 

① 新規集客・リピート率アップにも有効

まず『らしさ』があると他店との違いが目で見て分かりますのでターゲットのお客様の注目を集めやすいです。そしてお店のつくる「かわいい」に憧れ、共感する方が来店されます。やはり美容室選びでは自分のなりたい像に近づけてくれるのか、という点を非常に重視していますので、発信している画像や動画のイメージでそこが当てはまると来店の大きな動機になるのです。行ってみた結果、自身の理想の「かわいい」を作ってくれた、提案をしてくれたということが「私のことを分かってくれる」という評価となり、リピートにもつながりやすくなります。逆にここの『らしさ』がないと、どの層にも響きにくい発信になりますし、来られたお客様も家が近いから、クーポンが安かったから…といった“なんとなく”、“とりあえず”という動機が多くなります。結果、他でがっちり心を掴める部分がないと「あまり自分の好みじゃないかも」、「次回からお得じゃないならいいや」と離脱してしまう方が多くなるでしょう。ですので未来のお客様に興味を持ってもらうため、「ここは私の“なりたい”を叶えてくれる」と心を掴んでリピートしてもらうためにも『らしさ』はとても重要なのです。

 

② 求人が順調に・採用のミスマッチを防げる

求人においても『らしさ』があると、それに共感する人が集まりやすくなります。新卒・中途の美容師さんに関わらず美容室に所属しようという考えを持つ人にとって、そのお店のつくるスタイルがかわいい、一緒につくりたいと思えるかどうか、ということは非常に大切なポイントです。目指したいスタイルの方向性が近しいのか、そこに所属する仲間が同じベクトルを持っていそうかということは、「ここで働きたい!」という意欲に大きく関わってきます。特にいまの若い方の就活では会社ホームページはもちろんホットペッパー、インスタグラムまでくまなくチェックし、「あり」か「なし」かを判断します。つまり撮影スタイルだけでなく普段のサロンワーク、スタッフさんのセンス――イメージ面で総合的に判断されるのです。ということは逆に『らしさ』が整っていないと数多ある就職先候補の土俵にも上がれない、ということになります。採用できても集客同様、なんとなくの雰囲気・条件で選んで入ってきた人が集まることになるので、なかなか人材が残らない、長続きしないという確率も高まるでしょう。

 

③ 教育がスムーズ・離職を減らせる

上記の求人に続く話ですが、せっかく希望する人数が採用できても続かないと意味がありません。人間関係、労働環境など人が辞めてしまう理由は様々ですが、退社理由に「成長できない」という項目が上位に入ってきます。掘り下げると“自分がしたいスタイルがここではできない”と感じてしまうことも辞めてしまう理由に挙げられるでしょう。トレンド感であったりスタイルの系統であったり、自分の思う「かわいい」を具現できない、理想との自分と違うというジレンマでやる気が下がり、結果違うお店に行ってしまったり美容師という職業自体を諦めてしまうケースもよく見られることです。またここでお店としてスタッフに共有する『らしさ』がないと、発信はスタッフ任せでそれぞれ表現するものはバラバラとなり、結果さらに『らしさ』が分かりにくくなるという負のスパイラルに陥ります。そもそも何をしたらいいか分からない、だから発信できないという方も多いでしょう。そのためスタッフのモチベーション維持のためにも『らしさ』は必要なのです。同じ「かわいい」のベクトルを持つ仲間、それを作り出す尊敬できる先輩、自分のつくった「かわいい」で喜んでくれるお客様がいてこそ自分の未来が見えてくるものです。「うちは条件は悪くないはずなのに…」と人の定着率にお悩みのサロンさんは一度ここを見直す必要があるかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか。読んでいただいたなかで少しでも自店にあてはまるかも…と思われる点があった方にはぜひお店の『らしさ』を見つめなおしていただきたいです。ではどうやって『らしさ』を構築していくのか、のヒントをいよいよ次回解説したいと思いますのでお楽しみに!

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