人気サロンの共通点は〇〇〇があるかどうか!選ばれる美容室のイメージ戦略【前編】

突然ですが、美容師でない一般のお客様がどのように美容室を選ぶか考えたことはありますか?ニーズ、お悩みによってもちろん個人差はありますが、たくさんの人から選ばれ支持される美容室にはある共通点があります。それはずばり『らしさ』です。それも視覚的にぱっと伝わる『らしさ』--つまりイメージのブランディングがしっかりできているサロンこそが、望むターゲットのお客様を集客できるのです。

今はインスタグラム等のイメージ発信中心のsnsでも行きたい美容室を探す人が多いのは周知の事実でしょう。特化した技術があっても写真で伝わっていないと反響は見込めませんし、丁寧な接客が強みでも来店の動機になるには正直可能性が低いのは、やはり画像もしくは動画いう視覚情報から感覚的にお店を選ぶ方が大多数だからです。コスト最優先でサロン選びをする人でなく、美意識の高いいわゆる「良いお客様」を呼ぶには、『らしさ』というイメージブランディングが欠かせません。

ではどうすれば人が集まる『らしさ』が作れるのか?そもそも何をもって『らしさ』を判断されるのか? 今回はまず『らしさ』の要素をを解説していきます。

 

 

① スタイル写真

まずはやはりモデルを使ったスタイル撮影イメージです。ホームページやホットペッパーのメインどころで使用する、お店の「顔」となる写真になります。ヘア・メイク・コーディネートからトレンド感やファッションを読み取り、自分のなりたい像に近いか、行きたいお店なのかどうか、を判断する要素です。ここで重要なのはお店のポジショニングも表現しながら、モデルさんの魅力も最大限に引き出せているかということ。いくらスタイリングはトレンド感ばっちり、自店らしさ満載でもモデルさんの本来持つイメージと相反するイメージだと、「可愛い!」という共感はなかなか引き出しにくいはず。そのため『らしさ』を的確に表現してくれるモデルさん選びがとても大切になります。また、例えば大人女性がターゲットなのに子供顔でキュートさの強い20歳前後のモデルさんを起用すると、「私が行くには若すぎる美容室かな」と敬遠される可能性もあります。ですので年代も考慮しながらモデル探しをしていきましょう。

 

② お客様写真

お客様のスタイルの写真は、リアルなサロンワークからいろんなことを想像していただきやすい、とても参考になる要素です。この写真から、自分が行ったらどうなれるのか――美容師さんの技術や似合わせの上手さ、トレンドの理解度などいろんなことが推し量れます。それだけでなくお客様のファッションや持ち物からどんな人が実際通われているのかを知ってもらえるため、全体的にバランスよく雰囲気が伝わる胸から上の写真が多いとベターでしょう。ただセット面で撮っただけのバックショットやカラー後のヘアのどアップなど、髪の毛だけメインで撮って更新している方も多数いますが、お客様が見たい・知りたい情報を踏まえると、載せるべきイメージは何か、が絞られてくるはずです。

③ スタッフ写真

以前ですと新規の場合「どのお店に行こうかな」と店舗単位でサロン選びをするケースがほとんどでしたが、SNSも美容室選びに盛んに活用されるなかで「どの人にカットカラーしてもらおうかな」というように人単位やメニュー軸で探す方が増えてきました。特にイメージ重視で美容師探しをされるお客様が注目されるのが美容師さん本人の情報です。ヘアスタイルはもちろん、日常のコーデや持ち物のこだわり、お出かけ先などからセンスや自分と価値観が合いそうかも判断します。ヘアだけでなくライフスタイルごと憧れ・共感できる発信ができる方は大きな強みになります。ただお店として、ここで大切なのは所属するスタッフさんごとの雰囲気が極端にバラバラではなく共通する『らしさ』があること。「ここの美容室のスタッフさん、みんな私が好きな雰囲気だな」--ターゲットにそう思ってもらえる店舗こそが強いサロンなのです。

 

④ 店舗写真

本格的なスタイル撮影ですとスタジオを借りられる美容室が多いかと思いますが、上記②のお客様写真はお店で撮られることがほぼ100%でしょう。となるとその際必ず店舗が背景として映り込みます。そこでポイントとなるのが、スタイルと店舗がマッチしているかどうか。例えば作るスタイルはものすごくフェミニンで柔らかいスタイル、なのにお店は無機質で荒っぽいダークトーンのインダストリアル感溢れる店内…違和感が生まれるのは想像いただけますでしょうか。ターゲットが好まれるインテリアの雰囲気(以前の記事で解説してます) はもちろん踏まえながら、その空間にいる人―お客様やスタッフ様の雰囲気と合うかどうか、ということも『らしさ』を大きく左右するのです。

 

もちろん他に細かいポイントはありますが、大きくは①から④のイメージにずれがなく調和していること、これが選ばれ支持されるサロンさんの『らしさ』になります。ご自身の店舗を振り返ってみていかがでしょうか?なぜ『らしさ』が必要なのか、『らしさ』をつくっていく方法はまた次回の記事にて解説します!

 

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